2006年11月23日

ペルー6日目 チチカカ湖のウロス島訪問、プーノ-フリアカ-リマ-イカ

朝、なんとか復活して朝食をいただき、うろうろ散歩。青藻の生臭さが鼻につくが、湖畔の街は気持ちがいい。

9時ホテルを出発しプーノの港からチチカカ湖に浮かぶウロス島へ。

ウロス島はトトラという名の葦を重ね合わせて縛り、踏み固めて作った人工の浮島で、プーノの沖10kmくらい離れたところに、一家族分の小さい島から、小学校があるくらいの大きさまで合わせて50ほどの浮島があるらしく、約2,000人の方が漁業と観光から収入を得て暮らしている。またトトラで作った畑でじゃがいもの栽培もしているらしい。

一家族が住んでおられる島に寄る。島は葦でできてるだけに足元はふわふわ。厚さは20cmほどだそうな。島の引越しは基礎を切り離して移動するということも言ってた。なんかお気楽な生活。葦の根はミネラル源として食べられるということでいただくが、味はない。
なんとソーラーパネルがありその発電で使う電気やテレビもあった。インデオの家と違い生活感がある。

(ほぼ観光用ではないかと思う)トトラの船にものる。4人の方の手漕ぎでゆっくりのんびりしていてよい。この船は半年かけて作るそうだが2年で作り直しになるそうな。しかも今では、200本のペットボトルを船の下に入れているらしい。ガッカリな感じもするがここで生活してるってのを考えると、まあ当然の変化やと思う。

小学校を訪問。授業を中断して迎えてくれた。まあ、こういうところも観光用なんやろうけど。日本人がボランティアで講師をされていたらしく子供たちは日本語の歌などを歌ってくれた。ちらっとノートを見せてもらうと、三角形の内角の和とか日本と変わらない内容をやっていた。「そんなのやったねぇ」。
テレビがあるだけに浮島に住んでいる子供達はドラゴンボールを知っていた。こんなところまで広まっているとは。

なお、チチカカ湖の上にも小学校があるくらいペルーは小学校や電気がフジモリ政権時代に整備されたそうで、こんな風にこの旅行中あちこちで特に貧困層のところでフジモリ政策による影響が多く見られた。そんなこともあっていろいろあったがブルジョア層以外にはフジモリさんの人気が高いと感じられた。

再びプーノへ戻り湖畔のレストランで昼食をいただき、バスでフリアカの空港へ。アキレパ経由でリマへ戻る。機内で内臓の気持ち悪いのが回復。さすが気圧が調整されているだけある。

久しぶりのリマ独特の香りを感じつつバスで5時間かけて、イカへ、海岸沿いの砂漠をひた走る。(ってこっちは寝てるだけ)プーノから持ってきたペットボトルが、気圧の関係でベコベコに凹んでいたのが衝撃的。

夜中にホテルに到着。築100年ほどの歴史のある建物。そのわりには綺麗。おやくそくで散歩するが、裏に池がありお店がちらほら見えたものの、このあたりがどんなところか真っ暗で全貌はわからず。

やはり下界の空気はいい。「僕たちは所詮天上人にはなれませんね。」(笑顔が素敵な御夫婦の旦那様の一言)