2006年11月22日

ペルー5日目 クスコからシルスタニ遺跡経由でプーノへ

今日は7時に出発しバスでチチカカ湖半の街プーノまで移動。まっすぐ行くと5時間ほどらしい。

道中の景色が良い。
クスコの建物は屋根が瓦であるのに対し、プーノはひょうやあられが多いらしく屋根がトタンになっている。これはチチカカ湖対岸のボリビアの文化らしい。そんな感じで道中街ごとに風土に合わせて文化が異なるということが今でもはっきりとわかる。
ペルーにはいろんな地理条件や風土があり、それぞれ街並みが今でも変わっていないとこから、通過する街それぞれでも風土の違いが見られておもしろい。

途中、標高4335mのラ・ラヤ峠で休憩。真っ白の雲が近い。空がものすごく青くそして澄み渡っている。気持ちいい。が、空気は薄い。

その先の街(名前忘れた)でひさびさに魚料理の昼食を食べ、遠くに6000m級の山脈を見ながらステップ地帯みたいな平原を抜け、シルスタニ遺跡へ。

シルスタニ遺跡にはチュルパと呼ばれる円筒形の石塔の墓が、周囲をウマヨ湖に囲まれた高台にある。チュルパには小さな石を積み上げたものと、大きな石を積み上げた高さ12m直径7mほどのものまである。それぞれ東の方向に窓があり、冬至の日には朝日が差し込むようにできているらしい。
ここの標高は4000mほどらしく丘を登るのはちょっときつい。毎度同じ感想だが、よく建てたなぁって感じ。100基ほどあったらしいが現在は6基のみが残っているのだが、ここは雨やあられも多く風も吹きっさらしであるのにまだ残っているのがあるのはすごいと感じた。

ウマヨ湖には島のてっぺんがすぱっと切られたかのように平らなウマヨ島という島がある。静かなウマヨ湖とセットで自然なのに少し不自然で幻想的な光景。ちなみにウマヨ島にはいまでは少なくなってしまったらしいビクーニャを飼っておられる方がいるらしい。さわってみたかったなぁ。この日はアルパカを連れてこられている方がいた。(まあ商売なんやろけど。)

シルスタニ遺跡近くのインデオの方のお宅を訪問。シーサーみたいなお守り(?)が屋根の上にある、藁(?)の屋根に土と石の壁のお宅。必要最低限のものしかおいていない感じで、自給自足での生活というのが感じられた。

夕方、チチカカ湖畔の町プーノへ到着。
レイクサイドにあるホテルは新しい感じで、オイルヒーターとポットが部屋にあり、ミネラルウォーターとインスタントコーヒーのサービスもあり、室内のカップはイッタラのオリゴ。すばらしい。ホテルはプーノ市街から離れているので、ホテルから見る夜景がすごくきれいだった。ただ、フロントだかの従業員は最悪。もー、いいところだけにおしいなぁ。

この夜は内臓が気持ち悪くなる典型的な高山病の症状がひどくて夕食を抜く。なかなか辛い。