2006年11月20日

ペルー3日目 クスコへ移動 クスコ市街観光

7時発(早い)で空港へ向かいリマから飛行機で1時間、標高3400mの都市クスコへ。
飛行機から空港への通路を歩いてる間にさっそく走るのは危険だというくらい空気が薄く感じる。
フォルクローレの生演奏とCD即売会に迎えられバスに乗り込む。

クスコの建物の屋根は全て赤褐色瓦でできており綺麗な街並。さすが街ごと世界遺産。

ホテルへのバスの中で、高山病の症状の頭痛や内臓の不快感などが緩和され楽になるコカ茶をいただく。ホテルのロビーにて無料で飲めるくらいクスコやボリビアでは日常的な飲み物らしい。なんか特徴があるわけでもなく薄いお茶って感じだが、とはいえ原料はコカインと同じコカの葉。コカ茶と一緒にコカの葉も普通にロビーにおいてある。日本では考えられない。聞いたところ、コカ茶をこぼしてしまった服が帰りのアメリカで麻薬犬に見つかってえらいことになった人がいるらしい。

ホテルにチェックインして今日もバスで観光。さっそく同じグループのお父さんが頭痛でダウンし今日は休むとのこと。

クスコの中心アルマス広場にあるレストランで昼食。噴水にカテドラルにとここもヨーロッパな感じの綺麗なところ。周りにあるレストランのテラスもいい感じ。

アルマス広場から少し歩いた路地の石積の壁を見に行く。路地もいい感じ。12角の石などを用いカミソリの刃1枚入らないというのが一目瞭然なくらいぴったりの石組。スペイン侵略以降に建てられた建物は大地震で壊れているが、インカ時代の石積は残っている。スゴイ技術。
スペインにより当時のインカの宗教的なモノはことごとく排除されていたが、ピューマやヘビの模様が積まれた石をいくつか合わせてみると見えるようにカモフラージュして残っていた。
そんな感じであちこちにインカとスペインの関係や融合したかたちが建物から今でも観られる。

バスでサント・ドミンゴ教会へ。もともとインカ帝国時代には太陽の神殿という政治や宗教の中心地であった建物内にはこれまた見事に磨かれたきれいな石積の壁が残っている。

次に丘を登り、手を十字に広げたキリストの白い像のある所へ。クスコを見渡たせるいいところ。

そこからちょっと走ったところのプカプカラ遺跡に寄る。ちょっと弱ってきたのでゆっくり歩いていたらガイドさんの説明聞きそびれたのでどんなとこか分からず。まあ関所かな。ここから見える山は途中から木が無くなっており、そこが森林限界線であることがわかる。ここは標高3700mくらいらしい。寒い。けど雪は降らないそうな。

また少し登ったところにあるタンボマチャイ遺跡へ。ここは駐車場から徒歩15分ということで、軽く高山病になってきた人が増え行かない人続出。ここには一年中枯れることがない湧き水が流れているのだが、水源は未だに分からないらしい。

ここいらでさすがにオレもダウン気味。

少し戻ってサクサイワマン要塞跡へ。石がデカイ。ピラミットのと同じくらいのサイズの石が積まれているとのこと。広い草原もあり気持ちよいところなのだろうが、ダウン気味なのと寒いのとであまり楽しめず。
本日回った各観光地には民族衣装を着た方がいて、写真撮ったらチップという商売をされていた。オレはモノを撮りたいだけなのでジャマだ。

そして夕方ホテルへ戻る。

少し休んで回復し夕食のレストラン「ドン・アントニオレストラン」へ。ここは民族ダンスやとフォルクローレの音楽を聞きながら食事ができるバイキング形式のレストラン。じっくりフォルクローレって聞いたことはなかったが、独特の楽器に独特のリズムが聞いていて見ていて楽しい。牛と羊の間みたいなアルパカの肉や(スペイン人の説明でわかりにくかったが)モルモット(?)のような動物の肉なんかもいただけた。かなり疲れていたが、それも吹っ飛ぶ楽しい食事やった。
雨季ということだったが天気が良くて良かった。

ロビーでたべってると、連日飲みに行ってるとツアー内で有名になった若者達が今日も飲みに出かけていった。あの元気はどこにあるんだ。添乗員さんも感心というかあきれてはった。

教会のライトアップがいいとのことで見に行きたかったが部屋に入ると完全にダウン。
明日マチュピチュやのにぃと思いつつはよ寝て回復と思うが、なかなか寝れない。コカ茶飲み過ぎたかな。