2006年7月20日

ブレイブストーリー

家族でつらい思いをした小学5年の少年が、「ヴィジョン」という世界にいる運命の女神に会い、自分や家族の運命を変えてもらうための旅をするファンタジーアニメ。

子供や海外でも見られるようにとの考慮なのかわからないが、原作と比べると表現が丸くなっているらしいということやった。それを知らずに見たのだが、それでもけっこう厳しい現実を突きつけられるところから始まっている感じがした。そこがただの子供向け冒険ものとは違っていて、作者の宮部みゆきさんがこの作品のコメントに言われているように「うまくいかない現実を 自分が受け入れて そこから進んでいくことが出発点じゃないのかな」というのがテーマになっているあたりが感じられた。
冒険の所では、人と出会い、事件に巻き込まれ、仲間が増えと展開していく。このへんが断片的になってたので、もうちょっと時間をかけて心情が移っていくとか成長していくというのが出ていたらよかったのにな。
アニメとはいえ子供だけでなく大人でも楽しめる作品になっていたと思う。