2005年1月21日

秩父, 武甲温泉

たまには電車で出かけてみたいなと思い、この機会に秩父へ。「秩父フリーチケット」を買って西武線を3本乗り継いで約2時間ほどで秩父へ到着。駅は、18:30やというのにかなりのガラガラっぷり。駅のお店もほとんど閉まっていた。うーん。
行こうと思っていた買い物スポットや喫茶店が、お客が少ないからか早くしまっていたので、チェックインしてから軽く途方にくれる。定食屋さんで仕入れた情報の、隣町の横瀬にある武甲温泉へ行く。電車乗り放題の券買っといてよかった。

まだ19時台やというのに車両は貸しきり状態。ついた横瀬駅はすっかり真っ暗で、人も少なく、しかも雪で真っ白で、なんかいい雰囲気。遠くまで電車旅行に来た気分がする。

ツルツルでけっこう暗い道を歩くこと10分で武甲温泉へ。いままで全然人に会わなかったのにここは駐車場がいっぱいであった。車はたくさんあったのだが、ほとんどの人がすでに上がっていて大広間でくつろいでいるようで、お風呂はすいていた。屋根が大きくてさして景色がいいわけでなかったが、そこそこの広さの露天風呂が貸しきり状態。最高。泉質は純硫黄泉で、それほど強い匂いがする感じではなく、硫黄の薄めでいい薫りがしていた。

再び秩父へもどり、まだホテルに帰るには早いので、昭和を感じるという街を散歩。当然ほとんどの店はしまっているが。で、いろいろ発見。市街の道に数十メートル間隔で「どこいくべぇ」と言う名前の案内板というよりモニュメントがある。それには現在地と、数十メートル先くらいで何があるか書いてある。それぞれには、「虎」や「竜」や「カメラ」などの縁起のいい開運グッツが安置されている。これはよく作ったなぁって感じ。こういうのが市内に100基あるらしい。

で、散歩していて驚いたのは、商店街の角のタバコ屋さん。「店草煙○○」と明朝体で壁の上のほうに小さい字で書いたいかにも古い建物。まるで映画のセット。そういう感じの建物がたまに目に付く。聞いたとおりの、昭和っぽさが生きたまま残っていて、散歩していてなんか新鮮な街っていう感じ。