2004年8月 7日

十津川村1-4 湯泉地温泉

十津川温泉郷のひとつ湯泉地温泉で泊まる。(十津川温泉から10km戻ったところ。)
ここは十津川温泉と異なり単純硫黄泉。
宿は「温泉民宿 かたやま」。夕食が鮎の塩焼きやら煮物やらそばやらと満足のコースであった。
宿にも温泉があるのだがせっかくなので立ち寄り湯の滝の湯にも行く。滝の湯は名前のままで露天風呂の横に滝がある。それほど強くはないが硫黄の香りがする。
そこで、地元のおじさんと温泉やらこのへんのことやらを聞く。
特に印象的だったのが、温泉を作ったことによって、横の川の魚が一気にいなくなったという話。
温泉の成分が川に流れるだけでなくて、川の温度が上がったことも影響があったらしく、かつてはやまめなどがたくさんいたのに、とのことであった。
言われてみれば当然の話なのだが、今まで全然考えなかったことだったのでショックであった。
他にも、十津川村には雷が落ちる用の鉄線が張ってあり、以前は雷被害が多かったらしいが今では安心だといっておられた。

滝の湯から「かたやま」までは200mなので歩いて行ったのだが、家もなく人も通らない真っ暗な道を歩くのは怖い。
と思っておったが、ふと上をみると一部雲が晴れているところに、ものすごい数の星が見えていた。
あまりにも見えすぎて何が星座なんだかわからない。星座盤で見てもこんなに見えてると難しい、ってほどであった。
これが降るようなってやつなんだなと、十津川にかかる橋の上でしばらく星を眺めていた。