2004年3月13日

野沢温泉村1-3 初日午後:温泉街散策

野沢温泉に到着してたった7時間ほどで東京へ向かう友人を見送り、他のボー
ダーな友人たちはまだゲレンデにいるので、一人散歩に出かける。
野沢温泉には13の無料の外湯があり、それぞれ脱衣所から湯船までが一間で、広さは場所にもよるが四畳から十畳と比較的狭いのが特徴。
泉質は場所によって若干の違いはあるが基本的に硫黄泉で独特のにおいを放っており、無色だが湯ノ花が混じっている。その湯ノ花で表の溝は真っ白になっている。
そんなことはともかく、お湯が罰ゲーム級に熱い。どこに行っても常に誰かが「熱い」と叫んでいる。
はじめに入った「河原湯」にて、入ってくる人みんなに話しかけるいかにもお話好きなおじいさんがおられて、毎回同じ話をされるのだが、おかげで普通の温泉なら他の人と話すことなんてないのに、あの狭さやお湯の熱さによるテンションの向上があってか、見ず知らずの人と話すことができたのがよかった。

この日は「河原湯」「麻釜湯」「十王堂の湯」の3つに入った。
「十王堂の湯」などの表には温泉卵を作る用のお湯が流れているところがあり、温泉に入っている間に温泉卵を作れるようになっていた。できたての温泉卵はもちろんとろっとした具合もよいのだが、暖かく、甘みがあった。

夜には、皆と飲み屋に行った。が、みんな深夜の移動と一日中滑っていたのでお疲れの様子であった。
(なお、温泉卵用の卵はこの店の方に無理言って分けてもらった。ありがたい。)

歩いていると、小川や水の溜まるところがたくさんあり、どこにいても水の流れを聞くことができるのもこの町の特徴に思えた。