1999年3月14日

パリ ルーブル美術館

本日の予定
「パリへ - パリ市街散歩 - ルーブル美術館」

もっといろいろ行きたっかったけどギリシャをあとに、今日はパリへ。今回はドイツのミュンヘンで乗り換え。乗り換え時間は1時間なので、前回と比べてかなり気が楽。
ミュンヘンからパリの間は、ずーっと畑が広がってたり、平野に森が続いてたり、さすがヨーロッパだなと飛行機から外を見続けること2時間弱でパリに到着。シャルルドゴール空港に着いてイミグレーションなしに表へ出た。どうやら、ユーロ圏は国内線と同様の扱いらしく、ドイツで一度ユーロ圏に入っていると言うことで、パリではパスポートにスタンプを押してもらえなかった。フランスに行ったのにスタンプがなくてちょっとさみしい。

ホテルに荷物を預け、とりあえずパリ中心街へ。
パリの地下鉄(METROとRER)は東京並みに路線が多くそこら中を走っているので、大抵の移動はメトロで行ける。回数券や数日間乗り放題券もあるらしい。とりあえず回収券を購入。
パリの街は、建物はだいたい同じ色で同じ高さ、看板も目立たせようというよりは周りに合わせていて、全体的に調和のとれたとてもいい感じ。パリの中心から少し離れたところにあるラ・デファンスというところに、近未来的な街ができているらしく、歴史ある部分と新しい部分を分けているところがすばらしい。また一見複雑な道路に思えるのだが、大通りを歩けばオペラ座や凱旋門といった目印になるところに必ず行けるという街作りがされているように思えた。
ただ、地下鉄の出口(特にオペラ座駅)では切符が道にいっぱい落ちていたりと、道路が汚いのが残念。このあたりは馬が中心だったころからの文化なんやろな。
そんなこんなで、「さすが日本人が多いな」とか「日本語文字も多いな」とか感じながら散歩。なかには、[コンビニ]と書かれた店があって、新聞とかお店の人とかお客とか完全に日本ってお店もあった。

やっぱりパリといえばここに行かなくちゃと、ルーブル美術館へ。この日は入場料無料。ルーブル美術館は広いと聞いていたので、館内で販売されてる「はじめてのルーブル」っていう日本語ガイドブックを購入して進む。
いやーさすがルーブル美術館。広い広い。そして作品が多い。モナリザ、ミロのビーナスをはじめ、観たことある作品がずらりで、全部見てたら一日じゃ足りない感じの数。有名な作品以外でも、すばらしい作品がたくさんあった。ガラスのピラミッドや新しくできた広いショッピング街など建物も楽しめる。日本との違いを感じたのは、彫刻などのよっぽどの作品以外は囲いがされておらず、モナリザでさえさわれる距離でじっくり鑑賞できたこと。日本じゃありえないなぁ。
なお、ルーブル美術館は入り口でX線のセキュリティチェックもあることから、中央のピラミットからの入場は並ばないと入れないこともあるそうだが、そのほかの3ヶ所(メトロのパレ・ロワイヤル・ミュゼ・デュ・ルーブル駅から地下街を抜けたところ、カールゼル凱旋門わきの入り口、リヴォリ通りの装飾芸術博物館横)の入り口は、比較的すいているらしい。

ルーブル美術館が閉館時間になったのでまた散歩に。ルーブル美術館からコンコルド広場を抜けシャンゼリゼ大通りへ。そしてその先の凱旋門まで行ってみることにした。「シャンゼリゼ」どんなに派手なところかと思いきや全然違って、どちらかというとシックでおしゃれな感じで、さすがフランス。派手に飾らない。しかし、この日は日曜日で休みが多い。そう、パリでショッピングをするには日曜・祝日はほとんどのお店が休みなので避けたどうがいいらしい。凱旋門に着いた頃にはすっかり日が沈んでいたのでまた後日来ることにする。