1999年3月12日

アテネ市内をぶらつく

本日の予定
「アテネ市内をぶらつく」

朝ご飯はバイキング。一通りおいしかったが、何よりもクロワッサンがおいしかったのが満足。

ギリシアといえばとにもかくにもパルテノン神殿ということで、神殿のあるアクロポリスへ向かった。ついでに街並みも見ていきたいからホテルから徒歩で行くことにした。
中央市場などの地元の人たちでにぎわう通りを歩くこと30分くらいで、まわりを断崖に囲まれたアクロポリス丘が目の前に見えてきた。しかし、目の前にあるのに入り口への道が見つからず、住宅街をさまよい歩きアクロポリスの丘の入り口に到着。広いのに入り口は1つらしい。
パルテノン神殿はまだまだ修復中という感じで、工事用の足場などがあった。でも、こうやっていつもテレビや写真で見ていたモノを間近で観れて感動。あまり映されない裏側を観るとエラく新鮮。
で、さすがに観光客が多い。海外の小学生(?)の遠足か修学旅行の団体も観た。「あー、あの先生の大変さは世界共通なんやねぇ。」

次は、アクロポリスの丘の横にあるゼウスの神殿。2世紀ごろにできた神殿で、かつては柱が104本ほどあったそうだが今では15本のみ。柱が15本だけの広場なのだが、あまりにも誰もいないので、なんとも落ち着くひととき。(なんせ、海外慣れしてないから、どこ行っても緊張してたから。)この誰もいない広場で、偶然にも日本人の女の子に逢った。彼女はヨーロッパ中をバックパックで回ってるという。
他にも、ゼウスの神殿に行く途中「アテネ滞在8時間だけ」というお兄さんにも逢った。こうやって、たまに逢う日本人と話すのが楽しい。日本で逢っても絶対話さないやろうし。これが日本人の少ないところを旅行する楽しみやなと感じた。

アテネで観光や買い物をする範囲はだいたい3km四方におさまっているので、じっくり観るわけでないなら2日もあれば堪能できると思う。アテネには博物館などの観光名所がいっぱいあり、人気のあるアクロポリスや国立考古学博物館は平日なら夕方まで開いてるが、そのほかは15時には閉まってしまうところが多いので注意がいる。とくに土曜日は早く閉まるみたい。レストランなどの飲食店はだいたい夜中までやってる。

アテネの街を歩いていて目立つのが、駅のキオスクのような店。特に中心部の大通りにおいては、数十メートルも歩けば1軒はあったが、自動販売機はほとんどなかった。また、クルーリっていうドーナツの大きくした形のゴマパンを売っている路店もいっぱいあった。また、ユーロマネーが出たところだったので、宝くじみたいに商店街の中でユーロを売ってるというか両替というかやってた。
他に気づいたことは、車優先であること。うかうかと歩いていたら跳ねられそうな勢い。横断歩道も青の点滅なしにバスッと赤に変わっちゃうし、しかもタイミング一定じゃないし。
あとは、アテネ中心地でも道がガタガタなのでアテネオリンピックに向けて整備の工事が盛んやったなぁ。

そして、我々が見事にやられたのが、大きな肉の固まり目印の、ギリシャのファーストフード「ギロ」。
これがうまい。豚、鶏、マトン、ラムなどの肉をピタと呼ばれるパンというナンというかお好み焼きの生地みたいなので、くるんだファーストフード。香ばしく焼けた肉がいい。