2022年8月13日

福井伝統産業巡り

天気もいいし、宿からの景色がいい。

現存天守11城目となる丸岡城へ。石垣の上に立ってはいるが、わりと低いところに作ってくれているので助かる。
大黒柱的な通しの柱がなく各フロアがのっかっている家屋のような作りだったり、よくみると瓦が石だったりの特徴も見られる。
急な階段を登ると、周りに高い建物が一切ないので、4方向の街を見下ろすことができる。また今日も暑いので、抜ける風が気持ちいい。

越前海岸へ。福井市街から結構な山道を走る。通常だと川沿いを走って海に出られるのでわりとゆるやかなのだろうけど、越前が断崖が続くので道も険しい。越前海岸は海沿いを走っていると奇岩が次々出てくる。

越前焼のテーマパーク的な越前陶芸村へ。越前陶芸公園を中心に、博物館、ショップ、工業技術センター、観光案内と、見る、買う、体験、育成、とぎゅっと集められている。古窯博物館では風鈴の展示があり、越前焼きで作られた風鈴がずらーっと展示されていた。しかもそのまま販売されていた。焼き物の風鈴ということで、甲高い音からこもった音まで、同じ形に見えても音が違ったりでおもしろい。できれば窯元巡りしたかったけどショップで国成窯の大皿を購入。

越前市の反対側まで移動して、越前和紙の里へ。中心地のメインストリートに紙漉き体験、資料展示、伝統工芸士の技を見る(というか、話が聞ける)という3つの施設が、さらに奥には古い街並みが残っている五箇地区。
紙の文化博物館では人間国宝の和紙に、タペストリーなどの室内装飾の柄付きの和紙などがずらっと展示されていた。特別展で紙を加工して食べ物をリアルに表現した「フェイクフード展」では越前らしくカニから、本物に紛れて置いてあるお菓子まであり、紙の可能性を感じられてお見事。

紙の里から近そうだったので、ひさしぶりにタケフナイフビレッジへ。すっかり人気が出たのだろう三角の新しい展示施設があった。さすがにお盆なので作業場の方でのお仕事は見られなかったけど、ぷらっと自由に立ち寄れるのがいい。

さらにめがねミュージアムへ。お昼は入場制限があったくらい人が来てたそう。さすが。
駆け足ながら福井の伝統産業をぐるっと回った。つもりやったけど、漆器を忘れてた。

先週の大雨で嶺南への道が全部封鎖されていたが、高速の登りだけ復活していたのでなんとか関西方面へ。
滋賀の長浜へ。湖岸のホテル、ホテル&リゾーツ 長浜にチェックインして、夕食は黒壁スクエアにて近江牛づくし。すっかり店が閉まっていて焦ったけど、いいお店が空いてた。

長浜黒壁スクエア散策。すっかり暗くなっていたので店は全然開いてなかったけど、雰囲気はいい。かなり久しぶりに来たけど、ゲストハウス的なところが増えたな。泊まってくれる客がいるのはいいこと。

宿へ戻って、長浜太閤温泉に入る。微褐色微硫化水素臭。鉄分が多いので鉱泉になっている。今日のお風呂も広くてのんびりできる。