2022年4月16日

駒つなぎの桜 ヘブンスそのはら

今週も一本桜を見に行こうと探して阿智村の園原にある駒つなぎの桜へ。
人気スポットらしいので直行。園原ビジターセンターの観光駐車場において少し歩くと、棚田のそばに一本桜が。ちょうど街道側から見ていい感じに枝が広がっていて、これまたみごと。樹齢は4〜500年だそう。水田に水が入ったところなので逆さ桜もいい。ちなみに、義経が奥州へ落ちる際にこの桜に馬を繋いだという伝説があるそう。

ここ園原には駒つなぎの桜以外にもいくつか伝説があり、遊歩道沿いにいくつも看板が立っていた。鏡がわりに使っていた池などなかなか簡潔で面白い。
途中の滝見櫓からの展望もなかなかよかった。

しばらく進むとあやしい近代的な施設がと思ったら、恵那山トンネルから非常時などに使うのだろう横穴になっていた。こういうの初めて見た。

神坂(みさか)神社へ。こちらには、水底の樹齢1000年以上の杉、日本杉が社殿脇にある。かなり枝が少なくなっているものの太くゴツゴツした幹のコブが印象的で街道を守る神社にいい感じ。
この先は富士見台高原への登山道になっているが、装備がないので駐車場へ戻る。

駐車場へ戻る途中にある、ははき木に寄る。遠くより見れば、箒をを立てたように見え、近づいてみるとそのような木がないというように逢えないという、新古今和歌集や、源氏物語などにもにも歌われている木。台風で倒れてしまい今は根元周りのみになっているが、杉林の中にここだけ拓けて残されているところに大切になれているのを感じる。

ビジターセンター前の門前屋さんで門前御膳をいただく。五平餅にこちらの名物のお殻を一切出さない濃厚な豆腐がついたおそば。濃厚な豆腐がいい。

さきほど富士見平へ登るのは諦めたが、春営業が今日から開始ということでロープウエイでヘブンスそのはらへ登る。スキー場ということでまだ少しずつ雪が残っていたが、いわなの森では水芭蕉がさきまくっていたりと春を感じる。3輪だけ黄色い水芭蕉があるらしいが見つけられず。

さらにリフトで1600mの展望台へ登る。リフト横に展望デッキソライロがあり、まだ雪を被ったままの南アルプスを望める。ただ、天気がイマイチなのとまだまだ寒いので、貸切。
ここからバスで富士見台まで行けるとのとこやったけど、どうやら夏営業だけらしく残念。また夏にこよう。

日本一の桃源郷と言われる、赤、白、ピンク3色、約5,000本の花桃が並んでいる月川温泉郷へ。花が小毬のようにちっちゃく丸くてかわいい。
その中にある宿、月川で日帰り温泉をいただく。アルカリ性単純泉で、露天は岩を組んで作られていて雰囲気がある。

恵那峡で栗餡の入った栗あわせをいただく。