2022年3月27日

南アルプス周辺桜ドライブ 身延・甲府

一本桜見たいと、1月に回った甲府の桜へ。
まずは身延山久遠寺。毎年お邪魔しているけども桜の時期は初めて。混むのは知ってるので6時半に到着したにもかかわらず一番外の駐車場に停める。もうそこから桜が楽しめる。で、毎度お馴染みの息を切らしながら石段を登り本殿のしだれ桜(エドヒガン)。ほぼ満開で、いやーおみごと。

久遠寺周辺のお寺にも桜がたくさんあるので一通り回る。まだ満開ではないけど、カクカクした枝っぷりも合わせて、これはこれでいい。

1月に始めてきた、笛吹市の八代ふるさと公園。ここには300本の桜があるのだが、今回は一本桜メインなので、甲州蚕影桜(こうしゅうこかげさくら)。一本ではなくて2本のソメイヨシノが一箇所から伸びている感じ。ちょっと早かったかなというかんじやけど、横にグアーっと広がっていて豪華。このあたりは意外にも養蚕が盛んだったらしく養蚕守護の神を祀った蚕影山神社があって、この名前になったそう。

手打そば奥藤本店 国母店へ。甲州名物の鳥もつ煮発祥のお店とのこと。鳥もつと天ぷら盛りをいただく。鶏もつは、レバー、ハツ、砂肝、玉道ともりだくさんで、かなり甘めの甘辛い味付け、それで天ぷらもうまい。かなり人気店。

一気に、韮崎に移動し、銀河鉄道展望公園へ。夜は中央線が銀河鉄道の夜はように見えるとのことで、お昼は南アルプスと八ヶ岳を見渡せる。
マルス穂坂ワイナリーへ。山の中腹にある小さいながら葡萄畑を持った静かなワイナリー。穂坂町の自社農園と契約栽培農家からで収穫された限定のワインなどが購入できる。また、屋上からは富士山はじめ南アルプス韮崎など見渡すことができる。
こちらの方が、ハイキング好きで、甲府で気軽に登れ展望のいい山をいくつか教えていただいた。登ってみよう。
石和のワイナリーと同じく、こちらでも甘いのをいくつかいただく。

韮崎に街の方に降り、七里岩を見渡せるところへ。七里岩は、八ヶ岳の噴火による岩屑流が、釜無川と塩川によって浸食されてできたらしい、その名の通り28km続く絶壁。これだけの長さが海じゃないところにあるのは珍しい。
円井の逆断層という看板を見つけたので寄ってみた。斜めに地層がずれた結果、5万年前の地層の上に1500万年前の地層が乗り上がった形になり、地層が年代的に逆になったとのこと。ちょっとわかりにくい。

一本桜が見たいきっかけのワニ塚の一本桜。樹齢約330年、周囲3.6メートル、樹高17メートルのエドヒガンザクラ。ちょっと早かったけど近くから見ても遠くから見てもすごく立派で、これぞ一本桜。これだけのしだれ桜で支えなしで立っているのがそうみえるのかな。

韮崎の七里岩あたりをポタリング。登るとわりと普通な感じなのだが、やはりエッジの両側絶壁が、街中にあるというのはすごい。ちょっとおっかない。
街の洋食屋さんという感じの、カフェレストラン サイトーさんで甲州和牛のハンバーグコースをいただく。コンパクトながらメニューは豊富で仕込みが大変そうという、イメージする街の洋食屋さん。期待通りの美味しさ。

夜のワニ塚の桜と思ったが、まだライトアップしておらず。
武田乃郷 白山温泉へ。ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉の源泉掛け流し。高台にあり韮崎市街を見下ろせる。
ちなみにオーナーは今の韮崎出身のノーベル生理学賞受賞の大村智さんとのこと。美大の理事長も歴任されており、館内には毎月展示を変えるくらい絵画や美術品が飾られているのもいい。