2021年8月11日

但馬、豊岡

昨日入れなかった鴻の湯へ。ちょっと早めに行ったので一番風呂をいただく。
温泉街の宿の並びから少し離れたところにありまたシンプルな作りで落ち着いた静かな雰囲気、庭園風露天風呂もぴったり。
朝の温泉街を散策。夜と違って静かな佇まい。

朝食は宿の一階のカフェでいただく、フレンチトーストのセット。ゆっくりいただける朝食はいい。
こちらの宿の方が日本画をやっておられるそうでギャラリーがあったり、気がつけば館内や部屋の壁画も山田毅さんによる但馬地方の絵で飾られている。
これまでたくさん温泉街を回ってきたけど、若い人でこれだけ盛り上がっているところはめずらしいと思う。花火などのイベントがありつつも特別何をやっておられるでもない。場所がいいわけでもない。きっちり温泉街を育てておられる感じで、こういうことで残っているのがすばらしい。

豊岡市街へ。豊岡といえばの鞄ストリートへ。曜日的にお休みのお店が多いのもあってかちょっと寂れた感はいなめないが、鞄の自販機やら鞄型のベンチやらが出てくる。
そんななか開いててくれたMaison defさんへ。こちらの方がデザインし、豊岡にある鞄の部品屋さんと一緒に作り上げたシンプルデザインのモノがずらりで、どうやって作ったのかなど伺えて楽しく買い物できた。やっぱ現地やな。

なかなか行く機会がなかった出石へ。先があるのでお蕎麦だけいただく。
出石そばは小皿に少しづつ盛られ、いくつかの薬味と共にて出てきて、小皿ごとに薬味を変えながらいただけるので飽きずに10皿はいただける。

最後に、今回の目的、木の殿堂へ。森の中に直径50mほどの同心円で建てられた杉の柱と梁の安藤忠雄さん設計の建築で、兵庫県立の自然学習施設。
木や森について学べる企画展があるので、ぷらっと立ち寄ることができる。なんといっても円形に配置された太い杉の集成材の柱が印象的で、これ見るだけでも価値がある。円形に繰り抜かれた中央部からはきっと太陽を感じられる日光が差し込むのだろうけど、ちょっと天気が残念。

木の殿堂の外には安藤さんらしいコンクリ打ちっぱなしの展望台がある。森の中に突っ込む形でまっすぐに伸びた橋の先にあるので、開けた時の感じがとてもいい。

但馬一部だけやけど回れた。肉食ってない。