2021年2月13日

秋田市、田沢湖、乳頭温泉

郷土料理の朝食いただき、早朝の千秋公園散策。
久保田城跡ということで天守はないものの堀、城壁、城門、楼閣が残っている。
とはいえ、堀・池は凍っていたり、まあまあの積雪ですごく新鮮やった。桜の木がずらっと並んでおり春も綺麗なんやろなという感んじ。繁華街すぐにあるのもいい。

秋田駅からバスに乗り、秋田港にある道の駅セリオンのポートタワーへ。道の駅なので公共交通機関で行くのはちょっと不便。
ポートタワーは地上100mで入場無料。港はもちろん、なにより男鹿半島まで海岸沿いに続く風車を見下ろすことができる。
しかも風車の数が半端ない。

秋田市立赤れんが郷土館へ。明治時代に建てられた秋田銀行本店だったところで、外見の一階は磁器、2階はレンガのルネサンス風、中は漆喰・石膏のレリーフなどバロック様式。元銀行らしいカウンターも残っており、木の彫刻や大理石で豪華。
ここには、2人の常設展と企画展もあった。
勝平得之の秋田の人々を擦った木版画、自ら描き、削り、擦り、カラフルで温かみのある作品。原盤も展示されている。人間国宝の鍛金家 関谷四郎の作品。金属を叩く音が近所迷惑ということで接合する技術を確立し線の細い模様が綺麗。
全国の郷土玩具を集めた展示は郷土館として他所も紹介するというところがいいなと感じた。
市内を散歩。

千秋公園前の秋田県立美術館へ。まず安藤忠雄さん建築ということでテンション上がる。ここの展示は藤田嗣治を中心に展示されている。その他文化の発信、交流の場としても利用されている。
フジタといえば、猫や子供の絵が印象的やけど、ここでは秋田のお祭りを描いた巨大壁画など違った一面を見ることができた。
県立美術館前には秋田犬に会えるスポット秋田犬ステーションがあり、この日は虎毛の秋田犬がいた。でかい。
秋田駅ビルいある、秋田比内地鶏やさんで、比内地鶏んお親子丼と田沢湖冷麺のセットをいただく。親子丼がうまいのは当然ながら、田沢湖冷麺がとにかくうまかった。つるもち麺に透明の甘いおだし、これがいい。とんぶりのトッピングが秋田らしいところらしい。

こまちで秋田駅から田沢湖駅へ。一面雪が広がゆ車窓がいい、
田沢湖駅は雪国のイメージと違って一面ガラス張り、吹き抜けでまぶしいくらいの駅舎。

田沢湖駅から田沢湖一周する路線バスに乗る。観光バスではなくて路線バスというのが特徴、それでも観光名所の2箇所でわざわざ10分程度の停車時間を入れてくれるのがいい。
この日は天気が良くしかも風がないので、ただでさえ透明度の高く日本一深い田沢湖がものすごく綺麗に見える。完全に鏡状態。
なお、気温は零下になれども水は3度を下回らず凍らないのだそう。それもすごい。
たつこ像前と御座石神社でバスは散策時間をとってくれるのがいい。

このあと乳頭温泉行きのバスに乗り継げる田沢湖畔のバス停で降りる。乳頭温泉まで行くバスが来るまで一時間近くあるが、レストハウス前のバス停なのだがこの時期は閉鎖。大駐車場はガラーン、湖畔も最初は人いたけどだんだん減っていき、景色はこの上なくさいこうなのだが、誰もいなくなりかなり不安。

ようやく来たバスに乗り乳頭温泉郷を目指す。どんどん山の奥に入っていき、途中からはひたすらブナの林と雪の壁。これ見たかった。
乳頭温泉に到着。バス停が埋もれるくらい雪積もってるし、宿の看板も埋まってるくらいすごい。でもちゃんと除雪されていて安心んして歩ける。
ある程度は分かっていたが、ここには温泉宿以外お店どころか家や自販機すらない。あってもバス停のプレハブだけ。いい。
さっそく乳頭温泉郷の湯巡り帳を購入。今日はもう使えないが、明日1日温泉三昧楽しみ。
館内に部屋はとても暑いくらいで設定されているので、浴衣くらいがちょうどいい。外の見た目とえらい違い。

今回の宿の休暇村の温泉に入る。ここの温泉は2種類。乳糖の湯はナトリウム炭酸水素塩泉でツルツルした肌触りに。ぬるめ設定で長く入っていられる。もう一つは田沢高原の湯で単純硫黄泉。白濁して湯の花が浮いてる。そこまで硫黄臭は強くない。露天ではブナの木に囲まれて気持ちがいい。
夕食は秋田づくしのビュッフェにすき焼きもつけた。大満足。

疲れたので早めに寝るが、地震の緊急速報で起こされる。福島あたりとのことで新幹線ストップ。まあ、帰るのは明後日だしなんとかなるやろうと悠長に構えて寝る。