2020年11月 1日

宗像・小倉

今日は今回のメイン世界遺産三昧。

小倉で6時にレンタカーを受け取り、ざっと40分ほどで、まずは中間市にある世界遺産 明治日本の産業革命遺産の構成遺産「遠賀川水源地ポンプ室」。
住宅街の川沿いの道を走っていたら突然現れる。敷地内には入れないが見渡せるところに見学スペース、駐車場が設けられている。
ここは送水施設で八幡地区の工業用水不足のために作られた。重厚感あるレンガ造りの大型ボイラー施設。電化したとはいえ100年たった今も稼働している。なお中間市に入るとこれでもかってほど「世界遺産のある市」ということを謳い文句にされていていい。

ざっと3,40分移動して、宗像市にある世界遺産 神宿る島の構成遺産 宗像大社辺津宮へ。
三姫神の三女 市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)を祀る宗像大神の総本宮。
境内は広くて、まず本殿、第二宮・第三宮、高宮、護国神社、神宝館と森の中をざっと30分くらいかけてゆっくり散策しながらお参りできる感じがいい。
神宝館では、沖ノ島の8万点の国宝に宗像大社の重文が展示されている。まさに宝の山。ただ9時からなので入れず。

神宿る島の構成遺産、となっている世界遺産の古墳群、新原・奴山古墳群。古墳が残っているということだけでなく、海を望む立地であったりと周囲も込みでの文化的景観で登録ということで、一連の風景が一望できる展望所が端にあり解説もパンフレットなどもそこで入手できる。歩いてみるととても広く、800m幅の丘陵地に59の古墳があったそう。
長年にわたってみんなで守ってきたものが評価されるのがすばらしい。

神湊港からフェリーで25分の大島へ。大島に着いてとダッシュで自転車を借りる。数が限られているって聞いてて助かった。ついでにお弁当購入。大島ぐるっとまわってみる。
大島は周囲約15km、人口約700人でほとんどが南側の港周辺に住まれている。

港からすぐにある世界遺産 宗像神社中津宮。
三姫神の次女にあたる湍津姫神(たぎつひめのかみ)が祀られている。また七夕発祥の地らしく天の川がある。
辺津宮と比べるとこじんまりだが海からすぐなので、海と関係あるというのを感じられるところ。

島の北西に立つ大島灯台。高台の岬の先端にあるので、当然ながら見晴らしがいい。
普段は外観見学のみなのだが、たまたま灯台の日ということもあり、内部一般公開をされていた。老朽化もあってか登れなかったのは残念だけど歴史などの展示も見られた。
ただ公開されているだけでなく、記念品やら島にあるお菓子屋さん?で作られたクッキーをいただけたりのイベントもありと良いタイミングで寄ることができた。

灯台から東に進み風車展望所へ。こちらは牧場もあり緑の広いところでまたちがった景色のいいところ。沖ノ島も見える天気のいい日でそれもよかった。
港で買ったおにぎり弁当をいただく。良い。

さらに東に進み世界遺産 宗像大社沖津宮遙拝所。沖ノ島を遥拝するところで、海を背に立っているところがまた違った雰囲気のあるところ。
この日は沖ノ島まで見えるほど天気が良かったのもあって訪れることができて良かった。
ぐるーっと東側をまわり、港の東側の浜に面したキッチンKAIKYUさんでフェリーの時間まで一休み。
バスでも回れるが本数が少ないので、自転車さえ借りられれば短時間でもじっくり見て回れるところ。北九州から気軽に立ち寄れるので人気なのもよくわかる。

九州本土に戻り、再び宗像大社辺津宮の行けなかった資料館などに寄る。

宗像王丸温泉のやまつばさへ。かけ流しのアルカリ製単純泉。ロビーなどは日帰り温泉施設というよりはホテルのような広い空間が印象的。
広い内湯に複数の露天というのもゆったりできていい。

北九州市にもどり、世界遺産の明治日本の産業革命遺産の構成遺産 官営八幡製鐵所旧本事務所、官営八幡製鐵所修繕工場、官営八幡製鐵所旧鍛冶工場が見渡せる展望スペースへ。ぎりぎり間に合った。ただのスペースなのかと思いきや、タブレットで資料映像を見られたり、係の方がおられて説明していただける。でもやっぱ中見たいなあ。

皿倉山に登る。ケーブルカーとスロープカーを乗り継ぎ山頂へ。展望台がありそこから見える、街、港、工業地帯、対岸の下関といろんな明かりが広がっていて日本新三大夜景もなっとく。

博多もつ鍋おおやまさんで、もつ鍋いただく。一人前のセットがあるのがありがたい。明太子などついた博多ざんまいになっていてうまい。

はらごなしに少し散歩、リバーウォーク北九州周辺のライトアップや、小倉城竹あかりのイベントへ。竹あかりのイベントは地域と創るというコンセプトで近隣の学校などの団体での作品もあったりと参加型なところがよかった。