2019年7月13日

塩田千春展、ボルタンスキー展。

六本木での「塩田千春展」へ。
大型の立体作品、映像作品などがいくつか集められた個展。これまで芸術祭で大型インスタレーション1つずつ見てきたけど、まとめてみると一貫した創作を追究されてきたのを感じられる。特に赤と黒の糸を用いたのがメインやけど、豊島で見た、解体した家の窓などを用いて作られた作品の印象が強いので、それらもまたみることができて良かった。
でもやっぱり、塩田さんのは地方の芸術祭で大型を1作品じっくりみるほうがいいかなぁ。

はしごして、国立新美術館での「クリスチャン・ボルタンスキー - Lifetime」展へ。
こちらもいくつかの芸術祭で見てきたが、それらの要素を感じられる、感動というよりも不安を煽る感じの問題定義がずらっと並んでいる。
回顧展という書き方だったけど開場に合わせて再構成されているようで、大空間に複数の作品が1つの作品に見えるような見せ方があったりしておもしろい。会場自体ボルタンスキーさん自身で構成されているとのことでそのあたりもストレートに入ってくる。
でもこの手のはいろいろ余裕がないと見られないなと感じた。