2019年4月30日

ギリシャ旅行 -ディロス島-

朝ごはん。テラスが気持ちいい。
今日はディロス島へ行くために港へ。ずいぶん早めに到着。港にある教会の隣にあるちっちゃなチケット売り場でチケットを買えるが、あらかじめネットで買っていたんで、スムーズにチケットに交換。

ディロス島へ。
明日はディロス島行きの船が休みということもあってか激混み。まぁ島に行くので船は満載でも島の観光的には問題ない。
ミコノス島から30分で到着。まだ発掘中ということもあってその施設と博物館は新し目の建物やけど、それを除くと、無人島なのもあって島は柱がポツポツと見えるだけ。それを見るだけでも感動。
帰りの船は「13:30と15時の2便どちらでもいいよ」と下船してから連絡あり。定期船じゃなくてツアー船なんでその日に変わる感じ。いずれにせよ、当初より長い時間滞在できるのでありがたい。

ディロス島の入り口のチケット売り場に世界遺産のプレートがあった。

少し歩いただけで、もうメインの住居や広場などの遺跡、一部はモザイク床が残っているくらい。
じっくりみたいけども、まずは高いところが混む前に島全体をみたいので、一目散にキントス山を目指す。といってもやっぱりスルーできないのでちらちら寄りながら進む。
山の入り口ちかくに、イシス神殿。名前から分かる通りエジプト人もここにきていたってことらしい。

ゼウスとアテナの聖域、キントス山。標高110mを一気に登れる。キントス山の山道は一直線の石造りの階段と坂。なかなかこたえる。
で、山頂の聖域に到着。眼下にさっき通ってきた遺跡が見える。それよりも周りの景色がすごい。いわゆる絵に描いたってやつ。
山頂から見て遺跡と反対側にも丘がありそちらにも回ってみる。また景色がいい。島とかポツポツあったりするのだがそれがまたいい。
もちろん世界遺産好きとしては遺跡メインのつもりで回ってたが、標高100mほどながら島で一番高いキントス山に登ってクルッと見渡したら、周囲の島と青い海、眼下には遺跡と、もうずっと座ってられて、散策はもういいや、って感じ。

山頂が混んできたので、下山して遺跡も見て回る。もちろん、神殿跡や音楽堂などメインのところも良いが、一番良かったのは、観光コースから外れたところにあって、ちょっと草かき分けて蜘蛛の巣を避けながら入っていってたどり着いた、たぶん家。丘の陰にあるからか一部天井が残っている。これはかなり珍しいんじゃないかと思う。で、見せる感じになっていないからか、かなり荒れている感じもあって遺跡感がはんぱない。

博物館があり、出土品はここで管理されている。入場料は島の入島料に入っている。外のライオン像などはレプリカなのだが、本物は劣化しないようにここにある、という感じ。その隣には島唯一のお店。一休み。

北東側には、馬術城や競技場などの施設跡。今は広く平坦な土地になっていて、一面黄色い花が咲いていてきれいやった。いい季節にきた。

紀元前に宗教や商業の中心地でありながら、2000年も無人島として残ってきたので、上塗りされることなく当時の遺跡が残るディロス島。
遺跡も自然も、なにより景色がすばらしい。ギリシャまで来たら寄った方がいい。