2017年9月24日

奥能登国際芸術祭 day2 前半

今日は能登半島の外海側の展示を見て回る。
まずは大谷地区から。
「時を運ぶ船」揚げ浜式声援に欠かせない砂を運ぶ砂取船のインスタレーション。保育所の教室とは思えない真っ赤なコードで飾られた、世界観。
「サザエハウス」。サザエを密集してつくられた家で、多くの人が支えあっているのが表現されていたり、こちらではお客を迎える際にもサザエを出される文化がある、などなど、何重にもかかっていてすごい。

「珠洲海道五十三次」。珠洲市内4ヶ所の現役のバス停を作品にされているうちのひとつ。今でも使われているものを作品化する所が面白い試み。
「神話の続き」

日置地区の木ノ浦海岸へ降りて、少し早めの昼食「Cafe Cove」で、シチューと野菜のワンプレートランチ。体に優しい感じのお味。かなりの人気店で待ってる間に列ができてた。ここは映画のロケで使われていたそうで、それにあう景色の良さ。
カフェの前に作品「海上のさいはて茶屋」。海上にせり出た所に建てられた茶室での「美術を企画してみせる会場」という作品。この日は雑貨の」展示があった。
木ノ浦海岸の入江に「船首方位と航路」切り立った岩の陰に当たる所にあり、これから出航する感がいい

シャク崎一帯を使っての展示、「陸に上がる」。遊歩道を登った先と海岸に降りた先の2ヶ所に鹿の角のような作品が展示されている。タイトルから想像すると、断崖絶壁の途中と、岩場の先にあるという、なかなかドラマチックな作品。
この作品が見るのが一番大変やったけど、作品でもないとこんなに遊歩道歩かないやろうし断崖絶壁も見ることはなかったと思う。

「海と山のスズびらき」。海と山をつなぐ日置地区中心地での廃校になった学校での展示。一人一枚の想い出を描いたフラッグを作り工程にズラッと並べられていて、心温まる作品。
「魚話」海から珠洲を見た幻影の映像作品。屋外の明るい展示が続いたので暗い屋内でのじっくり見等れる不思議な作品
「珠洲街道五十三次」。バス停作品二つ目。うっかり見逃してしまいそう。

禄剛崎による。半島の先端でちょっとした芝生の広場がある気持ちのいい所。久しぶりに来たがここまで晴れていると気持ちがいい。
道の駅で芸術祭パスポートでドーナツ1つゲット。

三崎地区へ。
「最涯の漂着神」。難破船と、流木でつくられた鯨の助骨をイメージした砂浜に流れ着いたような作品。かつてこの辺りの生活の糧をまとめたというもの。船の内側には神様?が祀られている。
「小海の半島の旧家の大海」古民家の居間を塩で満たして、能登から大陸までの様子を再現した作品。どこまで塩が積まれているかはご想像にお任せとのこと。

「奥能登口伝史料館」保育園での映像を中心とした展示。作者たちが地元の人に聞いた話を元につくられた口伝での作品なのだそう。