2012年2月10日

首都圏外郭放水路

埼玉にある洪水を防ぐための施設、首都圏外郭放水路の見学会に参加。
まずはポンプや制御室も含まれる資料館で説明を聞く。なんで春日部以南の埼玉が洪水になりやすいのか、そしてここがどういうことをするのかなど。大変分かりやすかった。だいたい年に5〜10回稼働しているらしい。

いろいろロケ地として使われているようで廊下にはサインがずらり。ライダーさんやらレンジャーさんやら、田中麗奈さんやら。

続いて資料館の屋上から周囲を見渡す。ここから見下ろせるサッカー場を含めた敷地の地下がまるまる水槽になっているそう。そしてココにたまった水を、この建物の地下にあるポンプを用いて横を流れる江戸川に放水する。わかりやすい。
晴れてたらこの屋上からは、さいたま新都心のビル群越しに富士山が見えるそうで、関東の富士見百景に選ばれたらしい。
資料館の地下のポンプはジェット機のエンジンを改造したもので、それが4基あるとのこと。全力で動かすと一秒間に25mプール一杯分をくみ上げられるそう。すげー。

いよいよ、水槽へ。サッカー場横にある入り口から入って、100段ほどの階段を降りる。水槽は長さ177m,幅78m,高さ18mの空間に59本の柱。サイズ感がよくわかなくなる感じで巨大建造物好きにはたまらないスポット。
ここに水がたまるといっしょに土砂も流れてくるので、見学用の場所だけはこまめに掃除されている。さらに年に1回、水槽の天井にある扉をあけてショベルカーをおろして全体を掃除するらしい。

ちなみに、ココへは駅から結構歩かないと行けない。バスもほとんどない。車で来るところらしい。
まあ江戸川堤防の遊歩道をゆるゆる歩くも良し。