2008年9月23日

最近見た映画

ダークナイト
バットマンシリーズ最新作。今回の敵、ジョーカーは狂っているだけで、特殊能力や科学力をもっているわけでもなく生身で向かってくる。この現実の人でもできてしまうというところがリアル。バットマンの活躍よりもジョーカーが印象的で、ヒーローものってよりは人間の弱さとかがモロに描かれている印象の作品やった。ジョーカー役のヒースさんの全身全霊を込めた感じの演技もすごい。遺作となってしまったのが残念。ほとんど2音だけで作品を印象付けている音楽もいい。

デトロイトメタルシティ
おしゃれなミュージシャンを目指し上京するも、なぜか悪魔系デスメタルでブレイクしてしまった青年の話。無駄のないスピーディーな展開。悪魔のかっこなのに時折なよなよになるところとか笑える。そんな中でも自分の夢と違う方向に進むことに悩むところとかもあっていい話やった。

ハンコック
人を救うのはよいが加減知らずで破壊しまくる嫌われヒーローのハンコックと、彼を真のヒーローにしようと考えるPRマンの話。ドタバタかのかと思っていたら、なんやヒューマンドラマもちょこっと入っていたりと、楽しく見られた。もっとそっちを押すのかと思いきや、後半あまりに意外な展開で、まあこういうのも一つのやりかたなんかなぁ。

20世紀少年
コンビニ経営をしているさえない男が、子供の頃友人たちと書いた「よげんの書」どおりに何者かによって実行されていく地球滅亡計画に、友人たちと立ち向かう話。三部作の一作目ということだが、コレ一本だけを取り上げると、関係ない人物紹介が多かったり、メインっポイ人物も必要?って感じやったり、解決していないことが多かったりというのは気になるが、まあ3本見てってことなんかな。ストーリーはおもしろいし見てしまうと思うけど。完全な「続く」で終わらなかったのはよかったかな。

WANTED
亡き父が所属していた暗殺組織に入ることになった、うまくいかない人生がいやになっていた青年の話。ストーリーは王道なので、純粋にアクションが楽しめた。特に前半のアクションの流れがかっこいい。なにより電車に座っているシーンだけ取ってもアンジェリーナジョリーがかっこいい。こういうのを見るとやっぱ映画館で見ないとと思う。

おくりびと
職を失い田舎に帰って納棺師の仕事をすることになった男が、仕事でかかわった人を通じて成長していく話。テーマや予告を見る限り重い話なんやろうとおもってたけど、ちょいちょいユーモアを入れていたり、お世話をするシーンのきれいさで、重さも堅苦しさもなく気持ちのいい作品で、テーマ、雪国、チェロの音楽いろんなところの絶妙なバランスがよかった。