ブロードウェイミュージカル『RENT』の映画化。ニューヨークの古いロフトで、芸術家を目指す家賃を払うこともできないくらい貧乏な若者達とかつての仲間8人の、クリスマス・イヴからの1年間を描く群像劇。
友情、恋愛、同性愛、HIV、抗議デモなどが取り上げられており、それらの出来事を通じて彼らがまとまったり、離れたりと展開していく熱いストーリー。
オープニングでメインの8人がそれぞれスポットライトにあたりながら「525,600分の1年を何で数える? 」という歌詞が印象的な曲を歌うシーンがカッコイイ。
ミュージカル映画なのでセリフの8割くらいは歌なのだが、ミュージカルと言ってもオペラではなくロック調なのが多い。そして、心の叫び的な言葉までガンガン言葉にして出てくる。
最初の曲の歌詞が「家賃は払わないぞ! 去年の家賃も! 今年の家賃も! 来年の家賃も!」から熱く、途中疲れた。
でもその熱い分、自分の周りに仲間や愛する人が居るっていうことのすばらしさ、「今」を生きるって思うことの大切さ、そういうのはストレートに感じられた。