2006年1月13日

SAYURI

幼くして花街に売られた少女が、辛いときに慰めてくれた「会長さん」に再会したいと願い芸者の道へと進んでいく話。 外国の人が日本を描くと細かいところでツッコミを入れたくなるところが出てくるのだが、この映画は確かに邦画とは違うタッチで生活感が描かれていたけど、細かくそして違和感なく表現されていたように思う。
チャンツィイーの役に対する器用さに、渡辺謙の存在感に、桃井かおりのはまり役具合に、その方々以外にも豪華キャストとそれぞれの役がぴったりで見ていて気持ちがいい。
最後の方がちょっと駆け足ギミに進んでいった気もするが、トップ芸者へ成長していく様とその周りの人の彼女に対する態度などいい展開やった。