2006年1月20日

パッチギ

仕事帰りに映画を観にいこうと思っていたが、遅くなったのでレンタルして帰る。

舞台は1968年の京都。高校生どうしの恋愛やケンカを中心に、日本と朝鮮の問題を取り上げた作品。
オレは京都に住んでいたから小学校でたびたび特別授業で取り上げられたりもしてたし、京都駅南の方に住んでいたこともある母さんやばあちゃんが時折口にしていて、今まで聞いていてあまりいい印象のない話であったので、映画でどう表現されているのか楽しみだった。
主題が主題であるが重い感じはなく、恋愛やらケンカやら全般的に賑やかで爽やかな、それでいてちゃんと社会問題を訴えていて、ホントにいいエンターテイメントでおもしろい。いつもテレビで観ている井筒監督らしい。
また、場面があっちこっち変わっても、繁華街の成人映画館までもが現在あるそのままの場所を使っておられ(まあ、リアルすぎてつい地下鉄の駅が映ってしまっているのはしかたないとしよう。)、出演者のみなさん完璧な京都弁で、京都人としては隅々までリアリティを感じられた。