1999年3月17日

帰国

あっと言う間の帰国。もっとあっちこっち見たかったのやけどな。

しかし、すんなりと帰れない。飛行機は例によってドイツで乗り継ぎなのだが、今回は乗り継ぎ時間は1時間。なのに、ドイツへ着いたのは1時間遅れ。「どうすりゃいいのだ?」と日本人同士困っていたけどしかたないわけで。そんなこんなで、猛ダッシュの日本人数人。エレベータが行っちゃったのでどう見ても進入禁止のマークがついているような階段を駆け下り、もどかしいパスポートのチェックを受け、みんなで急いで搭乗口まで行くと、「ただいま、乗り継ぎのお客様をおまちしてます」のアナウンス・・・。何やってたんだろう。
まあ、飛行機なれしていないとはこういうものかと思い、日本へ戻る。

振り返ってみると、なんだか、駆け足過ぎてあまりゆっくりできなかったような旅やったが、初めての海外と言うことで、あっちこっちでカルチャーショックを受け、いい刺激を受けれた旅行やった。
反省点としては、ちょっとガイドブックに頼りすぎたことかな。もうちょっと別の角度で調べていったらよかったかなと思う。とくにお店とかは。(まあ、現地でうろうろ探すものおもしろかったのだが。)
また、外に出て何がわかるって、それは今の自分がどういうところにいるかってこと。例えば、日本は外国語表記が少ないこと。アテネやパリで、現地語でしか書かれてないところは困まったが、日本と比べるとまだ多かったような気がする。

パリで心残りなもの。それは、オランジュリー美術館で睡蓮が観れなかったこと。
しかし、かえってしばらくすると、京都の美術館でやってるじゃないですか、オランジュリー美術館展。「パリで観れへんかったモノが、なんで京都にあるねん」と思いながら、見てきた。しかし、パリの美術館と比べると人が多いし、じっくりみれないし。しかも睡蓮ないし。「今度パリに行ったらオランジュリーに行こう。そして睡蓮とここで観た絵をもう一度観よう。そしたら、また違った感じで観れるんじゃないかな。」と思う。