2019年10月26日

熱海、箱根

熱海のMOA美術館へ。
熱海の斜面を登ったところにあり、まず景色がいいところ。
下の方の駐車場にから入ったので、エレベータを乗り継ぎ本館へ向かう。途中万華鏡のプロジェクションがあったりして楽しめる。
エレベータをのぼりつめると広場に出る。ここからの相模灘を望む景色がいい。で、さらに階段を上りメインエントランスへ。
MOA美術館では、陶磁器、彫刻、浮世絵などの絵画、漆工など国宝も数展ありつつ日本の至宝がコレクションされている。展示スペースはゆったりしていて、結構人がいたけど、それぞれの作品をゆっくりみられる。展示室は照明を押さえてあるのに対し、通路は大きなガラスで外光を取り入れるといった、この差もよく計算されているんやろなぁ。
特別展で、「松井康成の陶芸 練上のわざ」があったのだが、「練上(ねりあげ)」技法を追求した作品に感動。鮮やかな色をつけた土を織り混ぜて模様を作られている繊細な仕事。
庭には茶屋や蕎麦屋があり、海外の方も楽しめる感じになっている。
せかせかせずにゆっくり回るそんな美術館やった。

箱根に向かう途中、真鶴に寄る。

ポーラ美術館へ。台風の影響でいつもの道が使えなかったけど、美術館は大丈夫そうやった。
「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」展。ポーラ美術館にしては珍しい現代アートの展示。ポーラ美術館の作品とそれに現代アートが入り混じっての展示でなかなか面白い企画。ピカソやセザンヌの人物画を埋め尽くすくらいのキュビズム的な絵画を一緒に並べられていたり、ボナールの庭の絵画には、庭や部屋の映像作品、モネの睡蓮にはプールに浮かぶ磁器の当たる音など、期待通りの新しい見せ方でいい刺激を受けた。

気になってた、足柄温泉に寄る。アルカリ性単純温泉、無職無臭。
たぶん、お昼にくれば正面に富士山が見える絶景露天風呂なんやろなという感じやった。夜だと普通。