2009年6月27日

酷道152号線

前から一度やってみようと思ってた酷道こと国道152号線を端まで行ってみる。
日の出とともに152号線終点の浜松市東区の1号線との分岐からスタート。

スタートから80km。青崩峠で一旦152号線は不通区間になる。
ここから三遠南信道と林道で青崩峠を迂回する。

スタートから90km。2時間弱でようやく浜松市の端の兵越峠へ到着し、長野県飯田市へ入る。
現在、綱引き合戦による国境はちょうど県境らしい。
このあたりはホントに道が狭く対向車が来たらどうしようと思っていたが、人っ子一人も見かけることなく通過。

スタートから100km。兵越峠から降りてきて152号線に合流。ほんとうに走破するにはここから6km先の行き止まりまで行くべきなんかな。

スタートから120km。旧南信濃村を抜けて、再び152号線不通区間を避けるため林道へ入る。以前にもここまでは来たことあるが、この先行くのは初めて。
初めて走る区間に入って矢先、しらびそ峠というとに寄り道。南アルプスを見渡せる気持ちのいいところ。この先にクレーターがあるらしいのだが、さらに寄り道になるのでパス。
この寄り道で以降の距離はざっとプラス15km。

スタートから145km。地蔵峠にて再び152号線に合流し、大鹿村へ入る。(こんなに走ったのに市町村境は2つ目)
大鹿村は「日本で最も美しい村」連合に参加されているらしい。

大鹿村に入ってすぐ中央構造線露頭の看板が。ゼロ磁場ってやつやね。ということで寄ってみる。
中央構造線露頭入口という看板はあるものの道がわからないとうろうろしてると、雨が降った後にできたくらいの小道を発見し沢に下りる。入口以降なんの看板も説明もないので、不安になりつつ沢を渡ると断層発見。こんなはっきりしてるもんやとは思ってなかったのでびっくり。

スタートから160km。大鹿村の中央に到着。152号線の隣にいい感じの橋を発見。近づいてみると小渋花橋と書かれており、橋の欄干にはプランターが並べられており花が飾られていた。地元から愛されている橋なんやなと感じる。この橋からの景色ももちろん、地域の方も含めていいところって感じがする。
中央構造線博物館やら伝統芸能やらいろいろありそうなんやけど、時間が早くて見られず。

スタートから175km。大鹿村の北端にもう一個の中央構造線露頭スポット発見。
こちらは駐車場や看板がありわかりやすい。けど凄さからするとさっきのとこのほうがいいかな。
村を走っている間は、前に車がいなかったので窓全開で走っていて気持ちよかった。

スタートから180km。分杭峠。ここから伊那市に入る。高遠まで見渡せて景色がいい峠で、団体さんも見にこられていた。

スタートから190km。美和ダム。湖面の水位調節用の坂(?)が放水されていたのを見ていると気持ちがよかった。

美和ダムがらすぐ高遠へ。ひさしぶりの大き目の市街地。国道が曲がるのを知っていたのでちょっとした緊張感。

で、スタートから220km。茅野市へ。杖突峠にある峠の茶屋さんにてお昼。ってまだ10時代なんでガラガラ。諏訪湖や八ヶ岳も見渡せる眺望がいい。
ここでついに青看板にゴールの上田市までの距離が出てきた。

ついに南アルプスを抜けて麓へ降りる。で、以前寄った「なとりさんちのたまごや工房」に行ってみようと、20号線に入って記憶をたどりつつ寄り道。濃厚なシュークリームがいい。
で、ショートカットできそうやったけど、いちおう律儀にもとの20号線の交差点まで戻って再び152号線を走る。
ここで、以降の距離さらに10kmほどプラス。

このあたりは渋滞してたが、みなさんビーナスラインヘ行かれるようで分岐からは再びガラガラの152号線。この辺は看板見落としたら復帰できなくなりそうなくらい分岐が多かった。
でスタートから255km。蓼科高原の白樺湖へ。うーん、またシーズンでないのかちょっとさびしい感じ。そして長和町へ入る。

スタートから275km。道の駅「マルメロの駅ながと」へ。152号線ずーっと走ってきたけど「道の駅」は4つ目かな?
カリンみたいな感じらしいマルメロを使ったお菓子を発見。長和町の名産らしい。さっぱり酸味がいい塩梅。
道の駅から少し進んだところで、上田市に入る。道路脇の温度計をみると34度。えー。

スタートから295km。とうとう152号線の起点らしい、上田市大屋の交差点に到着。「起点」とか書いてないものか歩き回ってみたが見当たらず。

道を外して寄り道したりもしたのも含めて約9時間。酷道とよばれる狭い区間は2か所の迂回路とその前後だけで、それ以外は割と快適やった。
なんも考えずに道一本を軸に寄り道しながら走るのも楽しい。

目的は達したもののまだ昼下がりなので、とりあえず美ヶ原に寄ってみる。
朝は天気よかったのに、だいぶガスがかってきて見晴らしはいまいちで残念。
落雷だかなんだかで止まったらしい風車は撤去されていた。残念。こんな内地やと運ぶのも大変やったやろうに。維持費がけっこうかかるんやろな。

松本へ側へ降り、見慣れた松本市内を抜け、安曇野みさと温泉の温泉宿泊施設「ファインビュー室山」へ。安曇野の丘の上にあるので、露天風呂はもちろんロビーや食堂、テラスからも、松本盆地が見渡せて、名前の通り景色がいい。日没時間に着いたので、だんだん暗くなってきて、街の明かりが灯っていくところがすごくよかった。
温泉はアルカリ性単純泉。ぬめりが少しある感じだが、しっとりすべすべ感が長持ちしていい温泉。

やっぱり木曽方面は、ソースかつ丼。なんだか夏風。
おなじみ根元 八幡屋礒五郎の七味のでかい缶発見。業務用?と思いきや七味がピリッとするごまやった。ラーメンとか中華にあいそう。