ポルトガル 5日目 トマール
アポローニャ駅からトマールへ。まずIC(急行)でエントロンカメント駅まで。エントロンカメントは操作場になっていてものすごく広大な駅。他のホームに行くには陸橋を使うのだが横断歩道くらい細くて、人が混む感じではないのやろうな。そういうのとか、めっちゃ広いのに人は少ないし駅舎も小さいし、SL用の給水塔らしきものが残ってたり、日差しも強いので、荒野のガラーンとした駅という印象。
少し時間があるので外に出てみる。が、ちょっと散歩という感じではない。で、後で分かったのが、逆側に行ってたら鉄道博物館のずらっとSLが並んでいる扇形車庫と転車台が見られたそう。失敗。
トマールまではR(各停)に乗り換え。ひたすら小さい集落と無人駅ばかりをすぎて、終点トマールに到着。駅舎はホテルにもなっているようだがコンパクトで、駅前には広場があるのだが、店も屋台もなくガラーンとしている。個人的には静かでいい。タイル画がきれいない広場でウエルカム感はある。ポルトガルのテンプル騎士団の拠点だったということもあり十字のシンボルマークがあちこちにある。
ここに来た目的の世界遺産の修道院を目指して歩く。途中にSeven Hills National Forestという整備された山を切り拓いた公園があるみたいで寄ってみると、荒れてた。うーん。GoogleMap上は綺麗やったのに。
で、丘を登る。聖地ファティマへの巡礼の道になっているようで標識も出ていた。バスで来れば良かったと思うくらい登ったところで城壁が見えてきた。
城門のところに、ストライキなので〜、的な張り紙があったがよくわからんのでまあ入ってみる。あとでわかったのは、ストライキと聞くとClosedってことかとおもうのだが、単に閉門時間が少し早まるだけだったよう。まぎらわしい。
中に入ると庭園や城壁への登り口が見えたが、そんなのよりも奥に見える円堂。遠くから見てかっこいい。で、近づいて見てもかっこいい。すばらしい。ここに入り口があるのだが入れないらしい。逆サイドの修道院からしか入れないらしい。
さっきスルーしてしまった城壁を歩く。トマールの街を見下ろすことができていい。よくのこってたな。
城壁の外をグルーっと回って修道院の入り口からやっと中に入れる。ちなみにリスボンからかなり離れているのに、リスボンカードで無料で入れる。ファティマやアルコバッサの修道院も使えるらしい。ふとっぱらなカード。
入り口から早速アズレージョに天井の壁画など豪華。いくつか中庭と回廊が2フロア構成。今回ポルトガルでいくつか見てきたのが全部ある感じ。とても空いているので静かでいい。にしても広いと思っていたら、まだまだ序の口やった。
途中でなぜかチケットを見せるところがあり、円堂に入る。外もかっこよかったが内側は荘厳でかっこいい。外側は16角形、内側は8角形の礼拝堂でその外側を回りながらお祈りをするという感じらしい。テンプル騎士団だけに馬に乗ったまま回れるように入り口などが高く作られているとのことだが、高い天井までぎっしり装飾されていて圧倒される。表も裏も見事に作られている円堂がやっぱりすばらしい。また本堂?部分では特別展で当時の衣装が飾られていた。中には「種子島に行った時の服」と書かれているのもあってようやくつながりを感じられた。
修道院の散策路後半に入る。マヌエル様式の過剰なまでの装飾に、修道院という感じで生活の部屋がたくさんあり、中庭と回廊がみごと。そして、多くの人がいたのだろう食堂の長いテーブルに、部屋がいくつもある長い廊下に、とにかく人数と力を持っていた感じがあちこちから感じられる。
あまり説明をみたりしなかったのであとで読もうとブックレットないかとショップで聞いたら、ポルトガル語とスペイン語とイタリア語しかないとのこと。せめて英語とフランス語置こうよ。しかたないので記念にポルトガル語版のを購入。全く読めへんけど。
もっといたかったけど、ストなので早く閉まりますの17時前に出ることに。とにもかくにも、すごかった。ここは寄るべきところ。
トマールの街を散策。花で飾られていたり、アパートはカラフルだったりで、少しポップな印象。人が少なくてちょっと怖いのだが静かでいい。
川沿いに出ると、ここはポルトガルの中で最初に産業化が進んだところだそうで運河が整備されているとのことで、見た目にもけっこうな治水工事されていた。今ではそれを残すために運河沿いの倉庫をリノベして、発電?や製紙、鋳造、ガラス産業の展示があった。
道が広くて歩きやすい街並み。住宅街も静か。ただ、静かすぎてお店が全然ない。水くらい買っておきたかったが、まあ、暑いわけでもないのでなんとかなるかと駅に向かう。
静かでこじんまりしていて、たぶん少し外側に行けばお店も多そうな雰囲気だったし、おとなしい感じやけども、産業化やテンプル騎士団と重要な役割を果たしてきた形は残っていていい街やった。かなりお気に入り。ポルトガルはやり切った感のある雰囲気の国と聞いていたが、ここはプラスの意味でそうかんじられるところやった。
さて、リスボンに戻る。なんか今回の旅行は移動効率が悪いように感じるが、まあ、しかたなし。
また20時半という明るい時間に帰ってきてしまった。もう1本遅らせてもよかったかと2日続けて思う。
ホテルの系列店で割引のきくイタリアンのお店に。カルボナーラがローマでいただいたカルボナーラでおいしかった。日本も生クリーム使わないカルボナーラを標準にして欲しい。
